世界と日本の教育現場をeスポーツで繋ぐ
北米教育eスポーツ連盟と全国高等学校eスポーツ連盟 次世代に向けた活動提携に向けた基本合意を締結

国際的活動や教育的視点から、eスポーツを活用した高校生の活動環境構築を推進

2019/11/7

一般社団法人全国高等学校eスポーツ連盟(本部:東京都千代田区、代表理事:久保公人(当時)、以下「JHSEF」)と、北米を中心にeスポーツを通じた教育機会を開発・提供する北米教育eスポーツ連盟(North America Scholastic Esports Federation、本部:アメリカ・カリフォルニア州、事務局長:ジェラルド・ソロモン、以下「NASEF」)は、eスポーツを通じた次世代のための国際活動や情報交換の提携に関する基本合意契約を締結いたしました。両者はeスポーツを通じて高校生の国際交流の環境を広げ、次世代の国際性を育む活動に取り組んでまいります。

右:NASEF事務局長 ジェラルド・ソロモン氏。左:JHSEF理事長 久保公人

【基本合意内容】

日米の高校生に対して、eスポーツの体験的な活動を通じた教育と育成のため、知識やスキルの向上に対する目標やコミットメントを確立し、それらを効果的かつ効率的に支援するための協力的体制をつくることを目指します。

活動案

  • 日本と米国の高校生を対象に、eスポーツを中心に設計された交換留学や海外研修、短期トレーニングなどの教育プログラムを実施する。
  • 日本や米国内で、eスポーツや次世代に対する教育に関連するセミナーやシンポジウムを実施する。
  • 日米間で、教育者同士の情報交換や学術訪問・視察、また共同研究に取り組む。

【NASEF 事務局長 ジェラルド・ソロモン氏 コメント】

この度JHSEFが設立とともに、我々NASEFの国際パートナーとして活動を開始することをとても嬉しく思います。NASEFの取り組むプログラムは、思想や場所、性別などの壁を超えて、次世代を担う多くの若者たちに、eスポーツ を通じた学習と成長の機会を提供しています。JHSEFとNASEFのパートナーシップを通じて、関係者や教育者、そして生徒たちが、考え方や情報、国際交流、そしてお互い理解を深めることができるでしょう。これこそが現在のグローバル環境の中で重要なポイントだと考えます。eスポーツは「単なるゲーム」ではなく、「有力な教育コンテンツ」です。
我々がこれまで取り組んでいるeスポーツと教育を融合させた新しい教育フレームワークの可能性を、日本の先駆的な教育者や生徒の皆さんと分かち合えることを楽しみにしています。

【JHSEF 理事長 久保公人(当時) コメント】

全国高等学校eスポーツ連盟は、eスポーツを、高校生を中心とした新世代を象徴する新しい文化として育み、より発展させるため、また、eスポーツを通して学べるローカルからグローバルに至るコミュニケーション、そしてこれらに関連する知識、経験を得られる機会と環境を提供することを目的として、本年11月1日に設立されました。この度、北米で同様の志を持ち、先駆的な取り組みを行っている北米教育eスポーツ連盟と連携に向けた合意を交わすことができ、たいへんうれしく思います。今後、この提携によってeスポーツを通じた国際コミュニケーションの機会や、学術研究の交換の場が設けられ、日本の教育現場におけるeスポーツの可能性が広げられることを期待しています。

北米教育eスポーツ連盟について

北米教育eスポーツ連盟(North America Scholastic Esports Federation :略称NASEF)は、教育を受け、想像力に富み共感力のある人材を育て、すべての生徒が社会におけるゲームチェンジャー(改革者)になるための知識やスキルを身に着けるために取り組む教育団体です。NASEFは、すべての生徒が将来の仕事や人生を謳歌するために必要なコミュニケーション力や共創力、そして問題解決力を培うプラットフォームとして、「eスポーツ」を活用した教育機会を提供しています。本連盟の持つ本質的価値は、学習や機会、コミュニティ、多様性、そして互いに尊敬し合うことなど「教育」と「プレー(競技)」のあらゆる側面に結び付いています。
■公式ウェブサイト:https://www.esportsfed.org/
■日本窓口:hnaito@esportsfed.org

北米教育eスポーツ連盟(North America Scholastic Esports Federation)ロゴ